南国・宮崎。青い空、果てしなく広がる太平洋――その真ん中に、まるで「夢の続き」が広がっている場所があります。
一度訪れた人が、必ず「またあそこに戻りたい」と願う――そんな稀有なリゾートが、「フェニックス・シーガイア・リゾート」です。
私自身、2023年の初夏と、2024年初春の2シーズン、家族や友人たちとそれぞれ3泊4日滞在し、その奥深い魅力に惹き込まれてしまいました。
「ただのリゾートだろう?」「どうせ大きなホテルがあるだけじゃないの?」……なんて先入観も、足を踏み入れた瞬間に消し飛ぶでしょう。
この記事では、一般的な旅行記事に飽きてしまった方や、既に宮崎旅行の経験がある方ですら「新鮮な目で」ワクワクできるシーガイア滞在術を徹底解説します。
敷地の広さは東京ディズニーリゾートの2倍以上、そしてここでしか味わえない体験が目白押し!
地元民の週末レジャーから、海外リゾーターのロングステイ、県外からのリピーターまで――すべての人を夢中にさせるヒミツ、とことん掘り下げてご案内します。
比類なきフィールド――シーガイアの圧倒的スケールと多様性

「広い」と言葉で言い尽くせぬ、この圧倒的包容力――実際、地図上で見ても、宮崎市の北東部に複数ある街区を丸ごと飲み込んだようなスケール感です。
もし初めて訪れる方が一日で全スポットを制覇しようとしたら、たぶん最後は歩き疲れてしまうでしょう。
けれど、その「歩く」ことすら、ここでは特別な思い出のひとコマ。
2023年8月、真っ青な快晴の日、私は早朝6時、まだ誰もいない「みやざき臨海公園」の遊歩道をジョグしました。
目の前に広がる松林の深い緑、海の彼方からゆっくりと昇ってくる朝日。
コースの脇道へ入れば、フェニックス自然動物園の裏手、遠くからフラミンゴの群れの声が響き――静かな自然とリゾートの融合に、心がほどけていくようでした。
そう、この“広さ”は単なる数字でなく、訪れた人それぞれが「自分だけの場所」を見つけられる豊かさの象徴なのです。
そして、シーガイアといえばやはり「フェニックス・シーガイア・オーシャン・タワー」。
地上154メートル、30階建ての高層ホテル。
部屋の窓一面に広がるオーシャンビューは、九州の日常感覚では絶対に出逢えない絶景。
私が特に心を奪われたのは、夕暮れ時のロビー階から望むパノラマ。
空が淡い紫から金色へ――太平洋の果てに太陽が沈む瞬間、思わず無言になる美しさ。
「ああ、生きててよかった」「またここに来たかったんだ」と、腑に落ちた気がした…といえば大げさでしょうか。
そんな空気に浸れるのは、このリゾートならではの贅沢です。
また、手ぶらで楽しめる温泉「松泉宮」は、温浴好きの私にとっても一段上の優雅さ。
離れ湯、中浴場、大浴場――どの湯船も、松林越しの空を仰いで芯からリラックス。
湯上がりのレストエリアでは、名物「宮崎マンゴー甘酒」をサービスしてくれます。(これがまたクセになる…)
施設間の移動は、敷地内循環バスでラクラク。
時には自転車を借りて、公園までサイクリングも◎。
世界レベルのグルメと、新感覚のリゾート食体験

どんな旅でも「食」は最重要テーマ。シーガイアの魅力はここでもケタ違いです。
私がドはまりしたのが「パインテラス」の朝食ビュッフェ――ガーデンビューで味わうと、地元食材の輝きがまるで違う。
宮崎牛のローストビーフや自家製クロワッサン、「これぞ!」と叫びたくなる卵料理(目の前でオムレツを焼いてくれるシェフのパフォーマンスも絶品)。
特に感動したのが、初体験の「宮崎冷や汁」。
豆腐とキュウリの冷たい味噌汁、と侮るなかれ。
猛暑日につるりと食べる爽快感、クセになる風味で、3杯もお代わりしてしまったのは…きっとこの上ない幸福体験です。
夜には和洋中の本格ダイニングがズラリ。
「ふるさと炙りや 焚人」では、地元野菜で作る彩りサラダと宮崎地鶏のたたきを堪能。
「KUROBAR」では旬の果物で彩るカクテル、リゾートならではの南国ムード。
気さくなスタッフが食材や料理の歴史も教えてくれて、まるで「学び」と「美食」が同時進行のワンダーランド。
休日にはレストランのテラス席で、夕焼けを眺めながらのバーベキューディナーも最高!
潮風を感じつつ、自分好みの焼き加減で味わう宮崎牛と地元産野菜。
友人たちと集った夜、語らいと美食の幸せが絶妙なBGMになりました。
おまけに、「THE LIVING GARDEN」付近のカフェ「風待ちテラス」。
ホテル宿泊者以外も入れるこのスペースは、まさに隠れ家カフェ。
スペシャリティ珈琲やオリジナルスイーツ、店内の本棚には旅や自然にまつわるエッセイ本がぎっしり。
滞在中、何度も珈琲を片手に読書。静かな余韻に身を委ねました。
季節イベントと多彩なアクティビティ――大人も子どもも飽きない仕掛け

「一年中、何か面白いことやってないの?」――そう感じるほど、シーガイアでは四季折々に仕掛けたイベントが途切れません。
私が最初に惚れ込んだのは、フローランテ宮崎の「春のフローラル祭」。
チューリップやペチュニアで埋め尽くされた庭園は、まるで絵本のワンシーン。
スマホを片手に花の小道をのんびり散歩。
晴れた日曜には音楽ライブやフードフェスも開催され、ローカル食材の美味に舌鼓。
夏になると「宮崎グルメとランタンナイト」。
幻想的に揺れるランタンの下、地元の屋台グルメ・生演奏・夜空の下でのアクティビティ。
子どもたちは光のアートで走り回り、大人はクラフトビール片手にのんびり。
この非日常感、他の都市型イベントにはない「心の余白」が生まれます。
秋には「ガーデンフォトコンテスト」やサルビアの見頃。
冬は「イルミネーション・フラワー・ガーデン」が最大の目玉。
実に100万球ものLEDが庭園を彩り、毎晩19時になると音と光のコラボ演出が始まる――この美しさは、写真より“肌で感じる”のが正解です。
冬の寒さも忘れるロマンティックな光景。
2023年12月、恋人と手をつないで歩いたイルミネーションロードは、今も忘れられません。
また、2025年6月7日開催予定の「シーガイアフェスティバル」!
打ち上げ花火だけでなく、ポリネシアンショー、シーガイアマーケット、子ども向けゴーカート、キッチンカーが集結するグルメゾーンも。
日常を忘れ、思いっきり遊び倒せる日。
家族全員で参加したいなら、この日程を狙って早めに予約するのがおすすめです。
また、リゾートらしく「大人も子どもも」両方満足するアクティビティが目白押し。
プロ仕様の「フェニックスカントリークラブ」では、ゴルフ好きの上司を招待したら、プロトーナメントさながらの雰囲気に大喜び!
初心者向けレンタルクラブやレッスンもあるので、ゴルフに敷居を感じたことがある方にもぜひ。
一方で家族連れなら、「宮崎市フェニックス自然動物園」で1日たっぷり動物と触れ合い。
ゾウにえさやり体験、フラミンゴショー、室内型プレイランド――子どもはもちろん、大人すら夢中。
みやざき臨海公園のマリンスポーツ体験(SUPやシーカヤック)、時には「砂浜ヨガ」イベントも。
自分だけのとっておきアクティビティを必ず発見できるはずです。
「周辺観光」もシーガイアスタートが賢い!厳選スポット新体験

広大なシーガイアを満喫したら、ぜひ足を延ばして「宮崎らしさ」を感じる近隣観光へ。
実は30分圏のマイクロツーリズムコースが密集していて、その汎用性は抜群。
私が個人的に感動したのは、夕暮れ時の「青島神社」。
熱帯植物が生い茂る小島にかかる海上桟橋を渡り、参道へ。
鳥居越しの夕日、そのシルエットだけで一生ものの写真が撮れる。
恋人同士でも、親子でも、心がシン…と澄む瞬間です。
縁結びやパワースポット好きなら「江田神社」。
運玉を水に浮かべて願いごと。
「みそぎ池」は、日本神話に登場する神秘の場所。
2024年春、地元の神主さんが「ここは“心のデトックス”の場」と教えてくれました。
スピリチュアルな旅を求める方にも、ぜひおすすめです。
さらに、「阿波岐原森林公園」でのサイクリングや、英国式庭園の季節花、名物ブドウ園や梨園(秋の収穫体験は特に人気)。
最近SNSで話題の「AOSHIMA BEACH VILLAGE」――サーフカルチャー×オーガニックカフェ。
地元高校生が海沿いでピザ窯を囲む光景に癒されたのも、ほっこりポイントです。
1時間程度の“プチ遠足”も気軽。
綾馬事公苑では乗馬体験も。
西都原の古墳で歴史体験――まったく退屈しません。
自分にぴったりのコースを作る楽しみがあるのが、シーガイア拠点型観光の強みです。
とっておき!2泊3日で味わい尽くすシーガイア完全プラン(実体験ver.)

DAY1:「ようこそ、心に余白の旅へ」
午前:宮崎空港でレンタカーを手配し、シーガイアへ南下。
途中、地元スーパー「Aコープ」でマンゴージュースとしらすおにぎりで“現地気分”をアップ。
午後:チェックイン&部屋でオーシャンビューに唖然。思わずバルコニーで深呼吸。
夕刻:リゾートのテラス席で「宮崎牛BBQ」。
潮風の中、宮崎地鶏と焼き野菜がじわじわと芳ばしく焼ける音。
夜:「松泉宮」で温泉、サウナ、外気浴。
満月なら、ぜひ「月の道」を見にビーチへ。
幻想的な月明りの帯に、思わず恋人と手をつなぎ直しました。
DAY2:「大人も子どもも、遊びつくす!」
朝:「パインテラス」で地元グルメ三昧の朝食。
午前中は「フェニックス自然動物園」へ。
家族連れなら、アシカショーやフラミンゴパレードも必見。
お昼:「風待ちテラス」でスコーンと珈琲。
午後:ゴルフまたはマリンスポーツ体験。
子ども連れならレンタサイクルで公園探検も。
夕方:「THE LIVING GARDEN」散策。
ライトアップされた水盤テラスでのんびり読書。
夜:レストランで郷土食満載のディナー。
イルミネーションや季節のイベント(滞在時は「グルメ+ランタンナイト」)で盛り上がり。
DAY3:「贅沢な余韻に、宮崎時間を刻む」
朝:「松泉宮」の朝風呂でリフレッシュ。
ホテル周辺で朝散歩。野鳥のさえずりに耳を澄ます。
午前:周辺観光スポットへ。
青島神社では「幸せの砂」を拾う体験も!
昼:「AOSHIMA BEACH VILLAGE」のカフェか、地元のうどん店を巡ってみて。
午後:「英国式庭園」で春の花を眺めまったり、または収穫体験もおすすめ。
帰路:最後は空港で「肉巻きおにぎり」と、宮崎土産をたっぷりゲット!
名残惜しさと充実感を胸に、宮崎を後にしました。
アクセス・移動のヒント――快適に宮崎を遊びつくすコツ

意外なほどアクセスがいいのが、このリゾートの隠れたメリット。
宮崎空港からはタクシー・路線バス・レンタカー、いずれも20分前後。
私は空港でレンタカー手配。
小回りが利いて、荷物が多くてもパッキングも楽々。
シーガイア宿泊客ならホテル駐車場が1台分無料だから、コストの心配もなし。
「敷地が広すぎて迷いそう…」そんな声もありますが、循環シャトルバスが5-10分間隔で各スポットを結んでいてとても便利。
ホテルのフロントやコンシェルジュに相談すると、周辺観光の地図や割引券も親切に案内してくれます。
“足りなさ”が心地いい。シーガイアで得る「豊かさ」の正体

シーガイアは、最新テーマパークのような「刺激」や「雑踏」とは一線を画します。
むしろ、“静けさ”と“余白”にこそ、本当の贅沢が息づいている。
砂浜を歩く一人旅も、友人たちとの語らいも、大切な人との沈黙の時間も。
すべてが「自分自身に戻れる」場所。
朝日や夕陽、満月の夜を眺める体験は、単なるリラクゼーションを超えて、心そのものを癒やしてくれます。
実際、私自身が2回目の訪問で気づいたのは「まだまだ、知らない楽しみがある」という発見。
日常の時間感覚から解き放たれ、無駄な予定を詰め込まず「自然体」で旅を楽しむことができたとき――
それこそが、シーガイア最大の魅力なのだとしみじみ気づきました。
まとめ――あなたも経験者に。シーガイアが叶える、新しい宮崎旅行

都心から2時間そこそこで、まるで外国のリゾートのような非日常が実現できる。
それが「フェニックス・シーガイア・リゾート」最大の強みです。
家族旅行、カップル、ひとり旅――誰もが「もう一度来たい」と願うのは、心が満たされる体験に出会えるから。
美しい自然、世界レベルの食事、自由な余白、冒険の余韻。
シーガイアを拠点にすれば、宮崎観光の新しい魅力に必ず出会えます。
2024年以降、施設やイベントも進化中。
何度来ても新しい発見の連続――。
さあ、あなたも、人生のご馳走を味わう“次の旅”へ出かけてみませんか?
そのはじまりに、「シーガイア」はきっと最高のスタート地となってくれるはずです。
ぜひ足を運んで、“あなただけの物語”を、宮崎で紡いでください。

